シミを防ぐ美白化粧品を有効成分で選ぶポイント

シミ美白化粧品の効果

 

シミ予防のための美白化粧品は成分にこだわって、上記のポイントを押さえて選ぶと良いでしょう。

肌に合うかどうかや、べたつきなどの使用感は使ってみないと分からない部分も多いので、トライアルセットなどで試すのもおすすめです。

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シミを防ぐ化粧品の有効成分1.医薬部外品・薬用のものを選ぶ

美白化粧品のパッケージによく書かれている「医薬部外品」「薬用」という単語ですが、実は成分に関係する大きな意味があります。

医薬部外品や薬用と明記できるのは、厚生労働省が効果を認めた有効成分が入っている場合のみなのです。

つまり、化粧品の効果に「国のお墨付き」があるというわけです。

だから、シミを防ぐ美白化粧品に「医薬部外品」や「薬用」と書かれていれば、厚生労働省に認可された美白有効成分が配合されているということになります。

逆に言えば「医薬部外品」や「薬用」と書かれていないものは効果が微妙ということも言えるので、シミのケアを目的にするなら選ばないほうがいいでしょう。

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シミを防ぐ化粧品の有効成分2.高保湿成分にも注目

シミの有効成分は、具体的には肌の細胞のメラノサイトに作用し、メラニンの生成を抑制して、メラニン色素のある細胞を代謝によって排出するということです。

これは肌の古い細胞が新しい細胞に入れ替わる「ターンオーバー」の機能が重要なのですが、肌が若々しく健康な状態でないと十分に作用しません。

つまり、乾燥して元気がない肌細胞に、いくら有効成分を届けても、美白の効果が出にくくなります。

肌を健康的で若々しく保つには保湿が重要です。美白化粧品では、美白有効成分だけに注目しがちですが、どんな保湿成分が配合されているかもしっかりと確認しましょう。

シミを防ぐ化粧品の有効成分3.防腐剤無しで美白力アップ

シミ美白化粧品の防腐剤

 

紫外線などの強い刺激だけでなく、化粧品に含まれる添加物などの微弱な刺激に対しても、MIF がどのように変動するのかを調べるために、防腐剤の一種であるメチルパラベンを添加した時の、皮膚モデルの黒化(メラニン)の状態と MIF の量を評価しました。
その結果、メチルパラベン濃度が高いほど皮膚モデルは黒化し(図2)、MIF 分泌量も増加することが分かりました(図3)。 -引用:ファンケル総合研究所|研究リリースより

ファンケル総合研究所の報告によれば、メラニンは紫外線の刺激だけでなく、化粧品に含まれる添加物の刺激でもメラニンが生成されるという結果が導き出されています。

添加物は、化粧品の品質を安定させ、劣化を防ぐことで使用期限を延ばしてくれますが、刺激のある成分だと、かえってシミを増やす恐れもあるということです。

だから、できるだけ添加物成分の少ない美白化粧品を選ぶことが、美白効果を最大化できるというわけです。

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[シミ化粧品の有効成分]シミの原因はメラニン色素

シミの原因はメラニン色素が大いに関係していることは皆さんもご存知でしょう。しかし、実際にメラノサイトやメラニンがどんな役割で、どんな働きをしているのかを正しく理解している人は少ないです。

メラニンは分泌されると表皮角化細胞にとどまります。メラニンは皮膚の奥の真皮層で、紫外線を防御する役割を果たしています。だから、メラニン自体は悪いことをしているのではなく、むしろ紫外線から肌への深刻なダメージを防いでくれているのです。

メラニンがブロックしてくれている紫外線は有害で、紫外線が皮膚の奥まで届いてしまうと細胞を破壊してしまいます。さらにそれがあとあと皮膚がんなどの重大な病気につながってしまうほどのリスクを伴うのです。

有棘細胞がんは日光暴露がおもな原因で、顔や頭部に多く発生します。その他、やけどやけがなどの傷跡から発生することもあります。基底細胞がんは皮膚がんの中でも日本人にもっとも多いがんです。顔面に好発することから、有棘細胞がんと同様、紫外線の関与が推測されています。 引用-皮膚がんの特徴|シオノギ製薬

皮膚の一番下にある基底層にあるメラノサイトという細胞が、メラニン色素を生み出しているのですが、本来は肌の防御本能として分泌されているのです。

また、メラニン色素には肌の色を決定する要素もあります。

メラニンには色の違う2種類が存在しており、黄色みを帯びたフェオメラニンと黒色のユーメラニンです。

肌の黒い人はユーメラニンの割合が多く、肌の白い人はフェオメラニンの割合が多いです。ユーメラニンとフェオメラニンのバランスによって、人間の肌の色が決まっているのです。

シミができるメカニズムと美白化粧品の有効成分

メラニンは紫外線から肌を守る役割をしますが、役目を終えるとターンオーバー機能によって肌表面に押し出され、垢(古い角質)として排出されます。これはメラニンのある古い細胞が新しい細胞に入れ替わる代謝機能です。

代謝がうまくいかず、古い細胞が入れ替えられずに残ってしまうと、メラニン色素が細胞に沈着してしまい、それがシミとなって現れるます。古い細胞が入れ替わらないということは、新しい細胞も作られていないわけで、代謝であるターンオーバー機能が低下しているということになります。

また、ターンオーバーが正常に機能していても、メラニンが過剰に分泌されてしまうと、それはそれでメラニン色素が沈着してシミになります。

紫外線の刺激で活性酸素が発生し、それが角化細胞(ケラチノサイト)を刺激すると、大量にメラニンを分泌させるように指令を出してしまいます。

さらに、女性はホルモンバランスを崩すと、ホルモンがメラニンを分泌させる命令を出すこともあります。

メラニン色素が過剰に分泌したり、ターンオーバー機能が低下してメラニンが排出されなくなるなどの原因で、メラニン色素が沈着してしまって皮膚上にシミを作ってしまいます。

美白化粧品の有効成分は、シミが沈着しないようにメラニンの生成を抑えて、シミを防ぎ、保湿成分が肌を健やかにし、ターンオーバー機能を正常化する役割をします。

シミを防ぐ有効成分とは

有効成分とは、特定の効果が厚生労働省に認められ、承認された成分のことです。効果は成分によって様々で、肌荒れやニキビの予防、シミの予防、デオドラント、育毛など、有効成分によって異なります。

厚生労働省に承認された有効成分が配合されている化粧品は「医薬部外品」や「薬用化粧品」と表示することが可能になります。

このことは医薬品医療機器等法に定められており、具体的には以下のように分類されています。

医薬品 病気の診断、予防、治療に使われるものです。医師の処方箋が必要な医療用医薬品と、薬局などで自分の判断で購入できる一般用医薬品があります。
医薬部外品 厚生労働大臣が指定した有効成分が配合されていて、人体への影響が医薬品よりも緩和なもの。
化粧品 皮膚や髪の毛、爪の手入れなどで、保護・着色・芳香などの目的で用いられるもの。

シミ予防できる化粧品に配合される美白有効成分

厚生労働省が指定する有効成分のうち「メラニンの生成を抑えて、シミやそばかすを防ぐ」作用が認められているものを、美白有効成分などと呼びます。

現在はおよそ20種類ほどが美白有効成分として登録されており、化粧品メーカー各社が独自に開発した成分なども含まれます。

安全性の面から化粧品に含んでよい配合量まで厳格に定められていて、配合には薬事申請が必要になります。以下に代表的な美白有効成分を紹介します。

アルブチン

アルブチン (arbutin) はコケモモや梨、ウワウルシなどの植物に含まれている天然型フェノール性配糖体である。シキミ酸経路から合成され、加水分解によりヒドロベンゾキノンとなる。

メラニン合成に関わるチロシナーゼに直接作用し、メラニンの合成を阻害するため、美白効果があるとして、化粧品などに使用されている。 -引用:ウィキペディア(Wikipedia)

アルブチンは化粧品メーカー大手の資生堂が開発した美白有効成分で、現在は特許期間が終了しているので、いろんなメーカーの美白化粧品に採用しています。

アルブチンにはα-アルブチンとβ-アルブチンがありますが、α-アルブチンのほうが10倍の美白効果があるので、美白化粧品にはα-アルブチンが利用されることが多いです。

安定型ビタミンC誘導体

安定型ビタミンC誘導体は、美白化粧品によく配合されている有効成分「ビタミンC誘導体」の一つで、ビタミンCとブドウ糖を結合した成分です。

水に入ると壊れやすいビタミンCを、水の中でも安定して存在することができ、角質層に吸収されてからビタミンCを放出するので、美白の効果が実感しやすくなっています。

ちなみに安定型ビタミンC誘導体も、資生堂が開発した有効成分ですが、現在は特許が切れていろんな美白化粧品に採用されています。

エナジーシグナルAMP

エナジーシグナルAMPの効果

 

出展:インナーシグナル化粧品|大塚製薬

エナジーシグナルAMPは、製薬会社である「大塚製薬」が研究開発して生まれた美白有効成分です。

角質層でメラニンを排出する細胞の入れ替わり(ターンオーバー)に注目し、その中でも肌の細胞を生成する母細胞を活性化する物質「AMP(アデノシン一リン酸)」を突き止めました。

その後、メラニンの蓄積を抑え、シミ・そばかすを防ぐ「エナジーシグナルAMP(アデノシン一リン酸ニナトリウム OT)」の開発にいたり、美白有効成分として承認された成分です。

エラグ酸

エラグ酸は天然のポリフェノールの一種で幅広い高等植物[※1]に含まれています。ザクロやイチゴ、ベリー類、ナッツ類に多く含まれていますが、中でも生鮮食品の中ではブラックベリーに最も多く含まれています。
エラグ酸は抗酸化作用を持ち、美白効果や糖尿病を予防する効果、抗菌・抗ウイルス効果、などが報告されています。そのため食品添加物、化粧品、サプリメントなど幅広い分野で利用されています。また、美白成分として厚生労働省に認可を受けている成分です。ー引用:成分情報|わかさ生活

エラグ酸はメラニンを生成する酸化酵素であるチロシナーゼを阻害する作用があり、シミ・そばかすを予防する効果が認められている美白有効成分です。

また、エラグ酸は天然のポリフェノールであり、植物から抽出されるので安全性も高いのが特徴です。

カモミラET

カモミラETの効果

 

出展:花王キュレル

カモミラETは、花王が独自に開発した美白有効成分です。カミツレ(西洋名「カモミール」)から抽出された、完全植物由来の美白有効成分です。

カモミラETは、情報伝達物質エンドセリンを抑制し、メラニンの生成をするメラノサイトの活性化を抑える効果が確認されています。

花王の独自成分なので、ソフィーナのホワイトプロフェッショナルシリーズや、キュレルシリーズの美白化粧品に配合されています。

コウジ酸

コウジ酸の効果

 

出典:デルメッド

コウジ酸は日本酒や醤油などを醸造する過程で生み出される成分です。酒を造る杜氏の手が白く美しいことがきっかけで発見された成分で、三省製薬が開発し、1980年に美白有効成分に承認されました。

コウジ酸は抗炎症作用もあり、紫外線ダメージによる炎症も防ぎつつ、メラニンの生成を促すチロシナーゼや情報伝達物質も抑えて、シミ・そばかすを予防することができます。

また、加齢によって肌が糖化し、黄色くくすむ「黄ぐすみ」も予防できるとされ、エイジングケアとしての効果も期待できます。

トラネキサム酸

トラネキサム酸は、シミの一種である肝斑の改善効果が認められて、医薬品としても使われる美白有効成分です。

トラネキサム酸は、たんぱく質を構成する成分を元にして作られたアミノ酸の一種で、抗炎症作用もあります。

美白化粧品に配合されているトラネキサム酸は、プロスタグランジンなどの情報伝達物質をブロックすることで、メラニンの生成を抑えて、シミ・そばかすを防いでくれます。

飲んでシミを予防する医薬品である「トランシーノ」にも使われています。医薬部外品の美白化粧品に配合される場合は、医薬品ほどの濃度はなく、効果は緩やかです。

ニコチン酸アミド

シミを予防するビタミンとしては、ビタミンCが有名ですが、ビタミンBも実は大切な役割をする成分の一つです。

ニコチン酸アミドはビタミンBの一種で、別名「ナイアシンアミド」とも呼ばれていて、血行促進や肌荒れの改善など、抗炎症作用があります。

美白有効成分としても認可されていて、過剰なメラニンの生成を抑えて、日焼けによるシミやそばかすを防いでくれます。

ビタミンC誘導体と一緒に配合されている美白化粧品が多く、美白ケアの相乗効果が期待できます。

ビタミンCエチル

ビタミンCエチルは、ビタミンC誘導体のひとつです。美白成分としてメラニンの生成を抑えて、シミ・そばかすを防ぐのはもちろんですが、UVAによるメラニンの黒化も抑えてくれます。

他のビタミンC誘導体より特殊な作用があり、新しく発見されたメラニン産生細胞外で生成されるメラニンに対しても効果を発揮します。

ちなみにビタミンCエチルは、資生堂が開発した医薬部外品となる美白有効成分です。

ビタミンC誘導体

ビタミンC誘導体は美白有効成分として最も有名です。ビタミンC誘導体の中でも改良によって派生した成分があり、それらを総称してビタミンC誘導体と呼ぶ場合もあります。

ビタミンCそのものは、もともと壊れやすい物質なので、それを工夫して角質層まで浸透させられるように、安定させたものがビタミンC誘導体です。

派生型として安定型ビタミンC誘導体、持続型ビタミンC誘導体、ビタミンCエチル、L-アスコルビン酸2-グルコシドなどがあります。

マグノリグナン

マグノリグナンはカネボウ化粧品が2006年に独自開発した美白有効成分です。

モクレン科ホオノキの樹皮に多く含まれるポリフェノールの一種から開発された成分で、チロシナーゼの成熟を阻害し、メラニンの生成を抑制し、シミ・そばかすを予防する効果があります。

チロシナーゼがメラノソームへの移動するのを阻害したり、チロシナーゼの量を減らす作用があり、チロシナーゼに直接働きかける成分として画期的なものです。

4MSK

『4MSK』は、資生堂が研究から実用化に至るまで実に13年もの歳月を費やした厚生労働省認可の医薬部外品有効成分で、特許も有しています。
メラニンの生成を抑制するだけでなく、「慢性角化エラー」というシミ部位でのメラニン産生メカニズムに作用して、溜まったメラニンの排出を正常化する効果を持っています。 -引用:美容成分辞典|資生堂

4MSKはサリチル酸の誘導体で、正式名称は「4-メトキシサリチル酸カリウム塩」です。

資生堂が開発した独自成分で、資生堂の美白化粧品「HAKU」や「エリクシール ホワイト」などに配合されています。

リノール酸S

リノール酸の効果

 

出典:サンスター

リノール酸Sは、紅花油などから抽出されるリノール酸の一種で、美白効果が認められた厚生労働省認可の美白有効成分です。

リノール酸Sは、シミの元となるメラニンを作る酵素「チロシナーゼ」を分解することで、シミ・そばかすを予防します。また、できてしまったメラニン色素の排出(ターンオーバー)も助ける働きも期待できます。

リノール酸Sはサンスターが開発した独自成分で、サンスターの美白化粧品「エクイタンス ホワイトロジー」では「リノレックS」の愛称で表示されています。

また、コープ化粧品の「きさらぎ」にも、リノール酸Sが配合されていて、こちらは愛称「アイリノール」と呼ばれています。

ルシノール

ルシノールの効果

 

出典:ポーラ化成工業株式会社

シベリアのもみの木に含まれる成分に美白効果があることを突き止め、それを元に作られた美白有効成分がルシノールです。

ポーラとクラレが共同開発したもので、厚生労働省の有効成分として認可されています。

シミの元となるチロシナーゼがチロシンと結合するのを阻害することで、シミ・そばかすを防いでくれます。

ルシノールのパワーはアルブチンの数万倍、コウジ酸の数百倍ともいわれ、低濃度でも美白ケアができると期待される成分です。

シミを防ぐが有効成分ではない成分

医薬部外品や薬用と表示されている美白化粧品には、有効成分が配合されています。しかし、厚生労働省が認可した有効成分だけが、シミ予防効果があるというわけではありません。

化粧品メーカーの個々の研究によって、シミの予防に効果的な成分というのは、有効成分以外にも存在します。

ただ、それらの成分を全て厚生労働省に申請して、有効成分として承認してもらうには、時間とコストがかかりすぎるので、確実に認可される成分だけ申請しているというわけです。

そういう意味では、有効成分以外でもシミの元となるメラニンの抑制に効果が期待できる成分も多くあります。

シミの元となるメラニンを抑制する成分

有効成分ではなくても、メラニンの生成を抑えて、シミの予防に効果が期待できる成分はたくさんあります。

その中でもよく化粧品に使用される代表的な成分を以下でご紹介します。

アンダーシールダー

資生堂の美白化粧品「HAKU」シリーズに配合されている成分で、塩酸グルコサミンとホワイトリリーとグリセリンを複合した成分です。

資生堂の研究では、肌の奥の細胞の働きが乱れることで、メラニンを生成するという新しい発見があり、アンダーシールダーはそうして生成されるメラニンを抑えるはたらきがあると期待されています。

他の美白有効成分と一緒に配合することによって、メラニンの生成をあらゆる角度から抑制することができ、さらなるシミの予防につながるというわけです。

グラブリジン

グラブリジンは、甘草の根から抽出された油溶性の成分です。化粧品の表示名では「カンゾウ根エキス」と表記されていることもあります。

安全性が高く、ハイドロキノンの何倍もの効果があるという研究もあります。チロシナーゼを阻害して、メラニンの生成を抑え、シミを作らせないはたらきをしてくれます。

ただし、成分としては高価で、化粧品に配合するのに高い技術を要することから、配合している化粧品は少なくなっています。

参考:甘草由来の美白原料グラブリジン

ハイドロキノン

ハイドロキノンの効果

 

出典:こころ皮ふ科クリニック

美白有効成分のほとんどは「未来のシミの予防」に効果がありますが、ハイドロキノンは「今あるシミ」に作用する成分です。アメリカでは最もメジャーに使用されている成分です。

日本でも皮膚科などの医療現場では医薬品として処方されていて、皮膚の漂白目的でシミの治療薬として存在しています。

日本でも濃度上限を2%までであれば、市販の化粧品に配合することは可能です。ただし、美白有効成分としては厚生労働省に認可されていません。

これはハイドロキノンには刺激性があるので、使う人によっては肌に合わない場合があるからでしょう。

シミ予防の化粧品を支える高保湿成分

シミは若い人にはあまり見られませんが、それは若い間は肌の代謝機能が正常に働いているからです。

メラニン色素が生成されても、若い肌の場合、ターンオーバーによって細胞が入れ替わり、メラニンを排出することができていたからです。

加齢によって代謝機能が落ちてくると、ターンオーバー機能が衰え、メラニン色素の排出ができなくなってしまいます。美白化粧品はメラニンの生成を抑えるとともに、ターンオーバーもサポートしてくれるのですが、そのために保湿成分もたっぷり配合されています。

肌が若いということは、肌にうるおいが十分にあって、ハリやツヤがある状態ですからね。保湿成分によって肌が健やかに保てれば、ターンオーバーも活性化して、メラニンが排出されやすくなります。

美白化粧品を使用する年代は主に30代・40代・50代と、肌が乾燥しやすい世代ですから、保湿がたっぷり必要なので、高保湿成分は欠かせません。

エイジングケアとしても大事な高保湿成分を以下に紹介します。

セラミド

セラミドは保湿成分として有名です。スフィンゴ脂質とも呼ばれ、セラミドは油に近い性質があり、セラミドだけでは肌は保湿されません。

セラミドは角質層のラメラ構造の油分を補う働きをします。

ラメラ構造は水分と油分が交互に層になっていて、それによって外部の刺激物の侵入を防いでいます。セラミドはその油分のサポートをしてくれます。

キメを整えてくれるということから保湿成分として、いろいろな化粧品に配合されているというわけです。

ヒアルロン酸

ヒアルロン酸は体内の水分を抱え込む物質で、人間の身体の中にも存在しています。ヒアルロン酸は1gで6リットルもの保水力があり、その高い保湿力で角質層の水分を逃がさずに維持してくれます。

また、肌をしっとりなめらかな感触にしてくれて、肌の表面に保護バリアを形成してくれます。化粧品に含まれるヒアルロン酸が体内に含まれるヒアルロン酸になることはできません。

化粧品に含まれるヒアルロン酸は、あくまで、角質層までしか浸透せず、肌表面の水分維持に貢献します。

エモリエント成分と一緒に併用することで、より高い保湿効果が得られ、同時に角質柔軟効果も期待できます。

コラーゲン

体内に存在するコラーゲンは、ヒアルロン酸同様に角質層のさらに下の「真皮」に最初から存在しています。

化粧品に含まれるコラーゲンは、ヒアルロン酸と同じく、角質層までしか浸透しないので、真皮のコラーゲンを増やすことはありません。

化粧品に含まれるコラーゲンは、角質層の水分を補い、保持する役割をするものです。

コラーゲンは肌の状態が悪くても水分を保ちやすく、乾燥肌や敏感肌などの場合でも保湿効果が発揮されやすいです。

ちなみに真皮にあるコラーゲンは加齢によって減っていきますが、体内のコラーゲンは食事など内側からアプローチして作り出すようにしなけらばいけません。

プラセンタエキス

プラセンタエキスは馬や豚、羊などの胎盤から抽出されたエキスです。美白有効成分としてもプラセンタエキスは承認されています。

プラセンタエキスには豊富な栄養素が含まれていて、たんぱく質やアミノ酸、ビタミン、ミネラルなど、肌をサポートする栄養素がたっぷり含まれます。

特にプラセンタエキスに含まれるアミノ酸は、角質層の天然保湿因子(NMF)の主成分と同じ構造で、高保湿とバリア機能の改善が期待できます。

[シミ化粧品の有効成分]シミができやすくなる3つの原因

30歳~40歳あたりから気になってくるのが、肌のシミですよね。ただ、シミと言ってもいろんな種類があり、原因もさまざまです。

シミの大きな原因は紫外線なのですが、シミを増やすメラニンが生成される要因は他にもあります。それを大きく3つに分けてご紹介します。

紫外線のダメージがシミを作る

日焼けをすると肌が黒くなりますが、これは肌がメラニン色素をたくさん生成して、紫外線から肌を守ろうとする防御作用です。日焼けを繰り返していくと、肌の内部でメラニン色素が蓄積されて、中高年の世代になるとシミとなって肌の表面に出てきます。

若いころは紫外線に当たって日焼けしても、時間が経てば白い肌にもどるので、あまり気にしていなかったと思いますが、実はその紫外線ダメージが蓄積し、のちに肌へ影響を及ぼすということなんですね。

とくに若いうちはターンオーバーが活発ですから、日焼けしても時間が経てば新しい肌細胞が古い角質を押し出して、肌が新しくなります。それが当たり前と思っていると、加齢によって代謝機能が落ちたときには、メラニンの蓄積で手遅れということになりかねません。

若いうちから日焼け止めによるUVケアを行い、できるだけ肌トラブルが起きないように、健やかな肌を保つことを心がけたいですね。

加齢や老化による代謝機能の低下

人間は加齢や老化によって、身体のいろんなところが衰えてきます。それは筋肉や臓器、肌や頭皮などに顕著に現れますが、目に見えない代謝機能も落ちていきます。メラニンを排出するためのターンオーバー機能も代謝のひとつなので、低下していくとメラニンを排出できなくなります。

ターンオーバー機能が低下すると、メラニンの排出が遅れ、どんどんメラニン色素のある細胞が肌に溜まって色素が沈着してシミになるのです。

ターンオーバーの衰えは、肌が乾燥肌にゆらいでしまうことも原因なので、スキンケアで保湿をしっかりと行うことが重要です。

肌の水分量と油分量がバランスよくしっかりと保たれると、肌の細胞も活性化されて、ターンオーバーなどの代謝機能や、バリア機能が維持できます。

エイジングケアを含め、年齢相応のスキンケアで保湿をしっかりとすることが重要になります。

ストレスによる肌トラブル

現代人の多くはストレスを抱えやすいですが、ストレスを発散できずに溜めているとシミの原因になることがあります。

具体的にはストレスによって自律神経が乱れたり、ホルモンバランスが崩したりして、身体の機能全体が低下してしまいます。

身体の機能が低下すれば、代謝機能のターンオーバーも衰えるということになるので、メラニンを排出しにくくなりシミの原因になります。

 

そのほかにも加齢による乾燥により、角質層が硬くなってメラニンが沈着しやすくなったり、ニキビの跡が赤みを帯びた色素沈着になったりすることもあります。

それから間違ったスキンケアによって、角質層が傷ついてシミの原因になったりもします。

あとは喫煙にもリスクがあり、メラニンを抑えてくれるビタミンCが、喫煙することで体内で消費されるので、メラニンを抑制するビタミンが不足するということがあります。

[シミ化粧品の有効成分]6種類もあるシミの種類

30代から40代の女性の肌の悩みで大きなものは、シミやくすみなどですよね。

そんなシミですが、実は種類が複数あり、種類によって対処法や治療法が違います。

今あるシミがどの種類なのかを見極めて、しっかり対処していけるようになると改善が早くできます。

シミの種類によっては、美白化粧品の有効成分でも効果が実感できない場合もあるので、シミの種類を見極めたうえで、美白化粧品を選びましょう。

老人性色素班は一般的なシミ化粧品で効果が期待できる

これまでに浴び続けてきた紫外線の積み重ねによってできるシミが「日光性黒子」です。年齢を重ねるにつれ濃くなる傾向にあるので、「老人性色素斑」とも呼ばれます。シミの中でいちばん多いのがこのタイプです。 引用-シミの種類|エスエス製薬

女性の悩みのシミと言えば、この老人性色素班を指します。老人性って響きが嫌ですよね。

このシミは初期には薄く目立たないのですが、放置しているとだんだんと濃くなったり広がったりしていきます。

早い段階で気づくことができれば、美白美容液とかシミ取り化粧品などで予防することが可能です。

シミが濃くなってしまった場合には、美容整形外科でレーザー治療で取り除くという方法もありますし、皮膚科で内服薬や外用薬を処方して治療する方法もあります。

肝斑は目尻の下にできるシミ化粧品は効果がない

女性ホルモンのバランスの乱れが原因となって発生するシミが「肝斑」(かんぱん)です。主に頬骨の高い部分に、もやもやした薄茶色のシミが左右対称に発生します。 引用-シミの種類|エスエス製薬

女性特有のシミと言われるのが、「肝斑」と呼ばれるもので、更年期などに目尻の下に出てくるシミです。

こちらは老人性色素班とは違って、一般的な美白化粧品を使っても改善することはできません。さらに、レーザー治療などでも取れません。

肝斑を治療するには、内服薬によって内側から治療する必要があります。

トラネキサム酸を配合した薬が有効で、老人性色素班と肝斑を見分けることができれば、美白化粧品か内服薬か判断できますね。

ただ、肝斑は更年期の影響で出現することも多く、更年期を過ぎると自然に消えていくことが多いです。

雀卵斑(そばかす)は遺伝性のものでシミ化粧品は予防になる

顔に小さな斑点が広がる「そばかす」は、遺伝的な要因で発生するシミと言われています。
雀の卵殻に似ているため雀卵斑(じゃくらんはん)とも呼ばれます。 引用-シミの種類|エスエス製薬

小さい頃から気にしている人も多い「そばかす」ですが、これもシミの一種です。

ただし、そばかすは遺伝的な要素が強いので、出てくるそばかすを防ぐのは難しいと言われています。

そばかす自体は小さく薄いので、メイクの下地だけでも隠せたりすることも多く、そこまで悩むということはないでしょう。

ただ、美白化粧品でも多少の効果は見込めるものの、完全になくすことはできません。レーザー治療もできますが、遺伝性のため再発する場合があります。

炎症性色素沈着は炎症のあとシミ化粧品で肌をケア

ニキビや傷、虫刺され、かぶれなどによる炎症が起きた後にシミになって色素沈着したものを「炎症後色素沈着」と言います。 引用-シミの種類|エスエス製薬

虫刺されやニキビの跡など、赤みを帯びたシミは「炎症色素沈着」という種類のシミです。

これは他のシミとは異なり、時間経過とともに自然に治っていくという場合が多いです。

ただし、跡が残った部分に紫外線のダメージを受けると、消えにくい色素沈着のシミになることもあるので注意が必要です。

また、ムダ毛を抜いた毛穴の周囲が炎症を起こし、黒いくすみができたりするのも、色素沈着の一種です。

気になる人は、即効性のあるピーリングなどをすると早く消すことができます。

花弁状色素班は肩に注意

強い日やけを起こした後に肩から背中にできるシミ。花弁状または金平糖形をしている。色白で日やけをすると赤くなるタイプの人に多く見られる。 引用-シミ予防研究所|資生堂

アウトドアや海水浴などで、日焼け止めを塗らず、紫外線を肩から背中にかけて浴び続けていると、花弁状色素班というシミになります。

UVケアをしない男性に多いですが、肩から背中にかけて皮がむけたような感じで、まだらなシミで模様ができているのが特徴です。

プールや海水浴では、背中や肩のUVケアを怠りがちです。そして、肩や背中は太陽の方向を向いた上向きなので、紫外線を受けやすくなります。

帽子やサングラスで顔を紫外線から守っても、背中や肩を露出して、UVケアをしていないと花弁状色素班ができてしまいます。

気付いたときには手遅れになっていることも多く、その場合はレーザー治療などを行うしかありません。